カオニャオ マムアン
- Klaa
- 2020年4月29日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年5月10日
【ข้าวเหนียวมะม่วง】直訳すると「餅米マンゴー」ココナッツミルクを使って蒸した餅米にフレッシュマンゴーを添えて、甘しょっぱいココナッツミルクをかけて食べる、タイ料理のデザートの一種である。
タイに行くと必ず食べる大好きなデザート、というより、これ自体が主食になることもあるくらい惚れ込んでいる。それ故、滞在中に何度も…「米にマンゴーなんてあり得ない」という記述を見かけることがある。が、自分としてはこの美味しさを理解できない方があり得ない。人生損してるなぁ~。
カオニャオは本来の白以外に、緑・ピンク・青・紫など色とりどりの場合もある。でも、ご安心を!人工着色料ではないので…

緑はパンダンリーフから煎じ出した色で、お菓子の色付けや香り付けに用いられるもの。タイ語では【ใบเตย】バイトゥーイと呼ばれているタコヤシの葉。因みに、このバイトゥーイのカスタードクリームパン(カノムパンサンカヤーバイトゥーイ)も絶品!コンビニでも購入可能だが、ベーカリーで売っている方が断然クリームが美味しい。
ピンクはローゼル由来の色。ピンクと言うよりマゼンタといった感じの色。スーパーでは色つきの餅米も売られているが、不思議に思い裏面に印刷されている材料を確認したことがある。それにしても、乾燥した米に色がついているのってどうやって作っているんだろうか?

バタフライピーは最近日本でもかなりメジャーになりつつある。日本語では蝶豆、タイ語では【อัญชัน】アンチャン。乾燥した青い花で作るハーブティーはアンチエイジングに効くと言われており、生花は料理の彩りとしてよく使われている。生け垣として無造作に植えられておりあちこちで目にすることができる。これに、ライムなどで酸を加えると綺麗な紫色に変色する。
話を元に戻すと、マンゴーは何と言っても"ナムドクマイ" 種!"ナムドクマイ" 以外はマンゴーとは呼びたくないと言っても良いくらいマンゴーしてる。でも、タイで売っているマンゴーはどの種類も大抵外れはない。たぶん。我慢すればいいのに、食べたくて買うと、がっかりばかりだから、日本では。朝食用に市場でマンゴーを買ってシンクの前でナイフでさばき、果汁をしたたらせながらほおばる醍醐味!朝から幸せダダ漏れ…

大きさと、熟し具合により値段は様々だが、1kgで80THB前後くらい(チェンマイでの)が相場か。マンゴーは買って直ぐに食べられるが、餅米を蒸すのは手間がかかるので、店で "カオニャオマムアン" として売られているものを買うか、レストランでオーダーする方が楽であることは確かだ。

マンゴーデザート専門店として "マンゴータンゴー" が有名どころとしてあげられるが、カオニャオは申し訳程度しか添えられてこない。お店の看板商品 "マンゴータンゴー" はフレッシュマンゴー・マンゴープリン・マンゴーアイス・カオニャオがワンプレートになって150THBほど。カオニャオマムアンを大いに楽しむには、市場や屋台がお薦めである。
ちなみに、バンコクでマンゴー専門店として名を馳せているのはBTSトンロー駅下車直ぐの角地にある『メーワリー』フレッシュマンゴーはさることながら、カオニャオマムアンもテイクアウトできる。思わずニヤニヤしてしまうくらい店内マンゴーで埋め尽くされている。美味しいのは確か。でも、それなりの値段。バンコクだからね。
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