ラムヤイ
- Klaa
- 2020年5月31日
- 読了時間: 2分
【ลำไย】ラムヤイは日本語で『リュウガン(竜眼)』と呼ばれるフルーツで、英語ではロンガン(longan)と呼ばれている。東南アジアや中国南部が原産で、現在ではタイが最大の輸出国である。なかでもチェンマイなどの北部が生産の中心となっており、生活圏内の至る所に生えている、とっても生活に密着したフルーツだ。市場でも販売はしているが、買ったことはない。「庭の木からもいできたのであげる」ってな感じで、いつも頂き物だ。ホテルでチェックアウトを待っているときにフロントのおねーさんが、いかにも家を出るときにもいできました的なラムヤイを「食べたことある?食べる?」と言って、くれたのがラムヤイとの初めての出会いであった。見た目は良くないので恐る恐る殻を割り口にしたが、見た目とのギャップに驚きを隠せなかったのを覚えている。日本でラムヤイをご存じの方はあまり多くないのではないかと思うが、美味しいことこの上なく一つの果肉の量が少ないので、次から次へと手が伸びてしまう。

因みにこのラムヤイも、地元の高校生からもらったもの。
ラムヤイは7〜9月ごろが旬で、5〜10mほどに成長し、数センチほどの茶色い果実を枝先に実らせる。果肉はブドウに似ており黄色みがかった半透明のゼリー状で、中央には大きな黒い種がある。この見た目が竜の目に例えられ『竜眼』という名前がつけられたそうだ。甘みが強く、果肉は果汁が飛び出るほどジューシーで、食べたことのあるフルーツに例えるなら、ライチに味や食感は似ている。

セブンイレブンにはラムヤイのエキスが入ったお菓子が売られており、珍しいのでばらまき用のお土産に買おうとして数店舗あたってみたが、1店舗に5ヶ程度しか在庫がなく多量に買うことは出来なかった。駄菓子 “○○○棒” の半分ほどの大きさの角柱状でちょっと湿気っちゃった “雷おこし” っていう食感の1本15THBのお菓子。お世辞にも美味しいとは言えない。珍しいのでお土産、で許してもらおう。
で、見た目は似てるけど味は全く違うのが、
ロンコン【ลองกอง】

鈴なりのベビーじゃがいものように密集して実をつけるのがラムヤイとは異なる。皮を剥くと同じような乳白色の果肉が現れる。4~6房の果肉からなっており、ラムヤイよりとろけるような食感は柑橘系のフレーバーが強い。知り合いの女性はラムヤイよりロンコンの方が好きだと言っていたが、私はラムヤイ派だな。
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