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キクタン

  • 執筆者の写真: Klaa
    Klaa
  • 2020年6月21日
  • 読了時間: 4分

更新日:2023年8月16日



 3年前にキクタンタイ語【入門編】(ピンク色の表紙)を聞き始めた。きっかけは息子のバンコクへの留学だった。バンコクの大学での授業は英語で行われるためタイ語は必要ないのだが、日常的にタイ語は分かった方が何かと便利で楽しいこと間違いないのでタイ語学習を推奨した。取り上げて文字の学習は必要ないので、会話中心のキクタンを選んだ。本人に送る前に自分でも活用しようと、CDをiPhoneに取り込んだ。


a copy of KIKUTAN of Thai
キクタン タイ語 初級編


 それから毎朝、通勤の車内で15分学習が始まった。すれ違う車の運転手には奇妙な奴に映るだろうと思いながらも、言語学習に於いて音が大切なことは十分承知しているので、カーステから流れてくるタイ人の発音に続けて小さくはない声で繰り返す。テキスト自体は手元にないため、音だけを頼りに覚えていく。日本人(もしかすると私個人?)の悪い癖で、音の聞き取りが曖昧だと文字を見て確認したくなるのである。でも、それが出来ない。文字情報なしに言語学習を行うことは、言葉を修得する本来のプロセスであるにもかかわらず、まどろっこしさを感じた。



enjoying Tooktook in Chiang Mai
トゥクトゥクで移動中

 毎朝15分をほぼ7ヶ月続けた後、2度目の訪泰。ロイクラトーンのチェンマイへ。 通じる。


 初めての訪泰時はタイ語など全くもって興味がなかったため、全て英語でとおした。初めての訪泰から半年経った頃にタイ語を習い始めた。週1回90分の授業は初級クラスとは銘打たれているもののタイ語学習経験者も含まれており、全くの初心者にとってはちょっとハードルが高いレッスンだった。習っても翌週はほとんど覚えていない。これのくり返し。でも、キクタンは功を奏した。と、感じた。



 トゥクトゥクやソンテウの運転手とのやり取りがタイ語で出来る!




 が、…




 

 昨年の秋、日本語を勉強しているタイ人高校生との会話をとおして、タイ語が通じるようになった錯覚は錯覚以外の何ものでもなかったことに気づかされた。


 "豚" タイ語では「ムー」【หมู】声調は上声(低いところ迄下げてから高く)を、キクタンで何度もたたき込んであった “音” であるにもかかわらず、「ムー」と平声(抑揚をつけずに平らに発音)でうっかり発音したところ全く理解してもらえず。側にいた日本語の先生(日本語が堪能なタイ人の先生)が上声で発音し直すとすんなり理解。 だ・よ・ね。

 外国人相手に仕事をしている現地の人たちは多少音が違っていても声調がずれていたとしても聞き取れるように耳が鍛えられているわけで、こちらが出来るのではなく、あちらが出来るのである。しかも、旅行や出張時に使える表現を中心に収録されているテキストであるため、なおさらである。



 タイ語でドラマを観ていても以前よりは聞き取れるようになってはいるのだが…




The emblem of Kasetsart University
カセサート大学の校章

 息子が留学先の大学をマレーシアとタイのどちらで選ぶか迷っているときにタイを強く推した。本人が履修したいコースがバンコクの大学にあったのも手伝いタイへの留学を決めた息子であったが、大学の休み期間を利用してタイ国内を縦横無尽に飛び回った結果、すっかりタイの魅力に取り憑かれてしまった。帰国してからのバンコク再訪回数は北海道への帰省回数より多いときている!今では “タイばか” と自称するほどタイ無しでは生きていけない人物となった。親子そろって “ばか” ということに。




 今春大学を卒業して、就職したがコロナの影響で在宅勤務が続き身動きとれない息子のLINEアカウント名の下には『タイ不足』の文字が… 5555!※

               

                   彼のブログはこちら→ みわしょーのタビログ




 ロシア語、スウェーデン語、中国語、韓国語と外国に行く度にその国の言葉で話が出来たらより滞在を楽しめるのではないかと思い、帰国後一念発起して学習し始めるが、どれ一つとして続いてるものはない。その中で、タイ語だけが興味を途切れさせることなく今でも続いている。


 まだまだ、これからもタイ語学習は続く。




※タイ語で “5” は「ハー」【ห้า】と発音するため、SNS等では “笑” として使用される。因みに5を何回繰り返すかは個人によって異なるが、私の知人は4ヶ使用する人が多い。







 
 
 

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